Love Slave
「おっとここで副会長・佐伯航一朗様のご登場です!!」
その実況中継に大興奮。
「きゃああ、航一朗様!!」
「音量上げなさい、音量を!!」
グッドタイミングと言っていいのだろうか。副会長は私と目が合うと、ウインクした。
そして、マイクを取る。
「やぁ、仔猫ちゃん達。元気してるー?」
「元気ー!」
何かの番組のやり取りを始める。日向先輩はヴォイスレコーダーをを片手にインタビューを始める。
「航一朗様、今回、庶務である彼女と熱愛、公務サボり、プロポーズ、意味深なツイート等話題になっていますが・・・・」
果たして、何て答えるのか。
「彼女は悪くありません。騒動を起こしたのは僕自身なのですから。それが原因で、ちょっと会長ともめまして・・・・」
「もめたというと?」
「この傷見てくださいよ。ちょっと切ってるでしょ?殴り合いのケンカしたの」
「殴り合いのケンカですか!?そんなこと言っていいんですか、これ生なのでカットできないですよ?」
「ええ、どうぞ?」
まさか私の勘が当たっているなんて。しかも、簡単にサラっと言うな!!
「でも、彼女に思わずプロポーズをしたのは事実ですので。あのツイッターで書いたことも自分の想いです」
かなり真剣な顔つきで言うので、見ている人たちも真剣になる。
「異議あり!」
私も副会長も日向先輩もカメラも手を上げた会長に向けた。
大股でこっちに近付いてくる。その姿は怒りに満ちているような威圧感があった。
「とうとう、生徒会長・草薙大和様のご登場であります!」
「出た出た、大和様よ!!」
「会長・・・・・」
「お前、質疑応答下手くそすぎっ」
その実況中継に大興奮。
「きゃああ、航一朗様!!」
「音量上げなさい、音量を!!」
グッドタイミングと言っていいのだろうか。副会長は私と目が合うと、ウインクした。
そして、マイクを取る。
「やぁ、仔猫ちゃん達。元気してるー?」
「元気ー!」
何かの番組のやり取りを始める。日向先輩はヴォイスレコーダーをを片手にインタビューを始める。
「航一朗様、今回、庶務である彼女と熱愛、公務サボり、プロポーズ、意味深なツイート等話題になっていますが・・・・」
果たして、何て答えるのか。
「彼女は悪くありません。騒動を起こしたのは僕自身なのですから。それが原因で、ちょっと会長ともめまして・・・・」
「もめたというと?」
「この傷見てくださいよ。ちょっと切ってるでしょ?殴り合いのケンカしたの」
「殴り合いのケンカですか!?そんなこと言っていいんですか、これ生なのでカットできないですよ?」
「ええ、どうぞ?」
まさか私の勘が当たっているなんて。しかも、簡単にサラっと言うな!!
「でも、彼女に思わずプロポーズをしたのは事実ですので。あのツイッターで書いたことも自分の想いです」
かなり真剣な顔つきで言うので、見ている人たちも真剣になる。
「異議あり!」
私も副会長も日向先輩もカメラも手を上げた会長に向けた。
大股でこっちに近付いてくる。その姿は怒りに満ちているような威圧感があった。
「とうとう、生徒会長・草薙大和様のご登場であります!」
「出た出た、大和様よ!!」
「会長・・・・・」
「お前、質疑応答下手くそすぎっ」