Love Slave
生徒会合宿はそれから特に問題が起こることなく過ごすことが出来た。


副会長はどの議案もチェックしているし、等々力先輩もメモ魔と言いたくなるほどに記録している。


会長も新しい提案を基に、生徒会のホームページ掲載や学園に報告する。副会長が右腕だったら私は完璧なる下僕。みんながいないうちにしきりと遊ばれるというか弄ばれる。


「お前な、砂糖と塩を間違えるな。漫画みたいな奴」


「す、すみませ・・・・」


「お仕置きだ」


どっさりと作ったばかりの議案の清書を持たせた。


「ここに書かれた漢字に、総てルピを振って?」


「総てですか!?」


何百、何千、何万あると思ってるんだ。しかもふりがななんて、アンタは幼児か!?


「つべこべ言わない。夕方までに出来なければ夕飯はこたつの中で鍋焼きうどん食べてもらうからな」


鬼以上の悪魔だ、魔王だ。シャープペンでどんどんルピを振る。小1の子が読めるような漢字も総て。頭脳明晰だったらこれくらいの漢字読めるだろっ。


小さい字を見つめすぎて眼が痛くなる。ふと、隣に今月の会計記録が置いてあった。椚先輩が作成したもの。何気なくパラパラとめくってみる。


綺麗に記帳してある。数学は不得意だからよく分からないけど、丁寧に書かれている。いつも椚先輩の会計はパーフェクトだった。一銭の狂いもない。


本当は会長も文句を言ってみたいらしいが、唸るしか出来ないようだ。ちなみに、学年の成績は会長が一番だが、実は、椚先輩が次席で副会長が3位らしい。


「何してやがる」


急いで作業を再開させるが、時すでに遅し。


「サボってたな?」


「いえ、サボってたなんて・・・・・」


「罰として書類追加、鍋焼きうどんにハバネロを大量にぶちこんでやるよ」


「私の身体を燃やす気ですか!?」
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