Love Slave
「まったくもう、あの会長をどうにかならないものか・・・・・」


ブツブツ独り言を言いながら出てくる。さすがに10秒では出られなかったけど、早めに出ないと絞められる。


「お待たせしました、ご主人・・・・・」


ぶちゅうううううううううう


目を疑った。


「な、何だぁ・・・・・?」


会長が、謎の巻き毛の女性とキスしてる。というか、されている?


しかも、めっちゃディープ!!


響き渡るディープキスが終わり、唇が離される。


バターン!!


会長が白目向いて、泡を吹いて失神してしまった。


「んもー、そんなに喜ばなくったってぇ」


女性は平気で会長のほっぺをつんつん指で突っついている。


(あ、あのドSが・・・・)


初めていじられているのを見た。


「・・・・何しに来た」


顔面蒼白しながら問い詰めた。


「何言ってるのよ!決まってるじゃない・・・・」


「失礼するよん♪次の議会で使う資料持ってきたよ」


副会長と椚先輩とアル君が一緒になって入ってきた。


「ふ、副会長・・・・」


「やっほー、撫子ちゃん。って、あれ?」


突然現れた女性にきょとんとする。
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