Love Slave
「・・・・はい!?」


声が裏返る。


「おい、繭!」


「ねぇ、どうなの?」


かなり真剣な眼差しで聞いてくる。ふざけてるようには見えない。
後ろにいる会長の眼も気になる。


(上手く切り抜けろよ、絶対だぞ)


圧迫感のあるテレパシーを送って来る。


「どうなのよ、彼女なの?」


「えーっと・・・・」


冷や汗が止まらなくなる。
何とかこの場を切り抜けなければ。


「彼女なら彼女って言いなさいよ!」


「彼女じゃありません!ただの奴隷です!!」


口走った言葉がそれだった。


「奴隷・・・・?」


「・・・・このおバカ」


会長も呆れて、頭を抱え込む。
マジでやばいと思った。切り抜けようと思ったら、真実を言ってしまった。


「奴隷っていうのは、その・・・・」


あとでしばかれるし、この人の反感を買ってしまうような・・・・。


「ふっ・・・・あははははははは!!」


繭さんはお腹を抱えて爆笑し始めた。しまいには、涙まで出ている。


「なかなか面白い子ね。いいわ、気に入った。にゃまとに奴隷なんていたんだ~」


どうやら信じ込んだらしい。
繭さんは私の両肩をポンッと叩く。


「それを聞いて安心したわ。これからよろしく、にゃまとの奴隷さん。聞いた通り、にゃまとは将来、繭の旦那様になるんだからね。・・・手を出したりしたら、許せないんだから」


身体が万年氷の中に入った。
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