Love Slave
「あ、あれぇ!?」


入れておいたものがない。逆さにして、荷物を総て出す。
それでもない。


「ないないないないないなーい!!」


自信に満ちた顔が一瞬にして、青ざめる。


「お前が捜しているものはこれか?」


会長が軽い口調で出す。
四つ折りされた紙切れ。


会長と繭さんの署名が入った婚姻届。


「あー、いつの間に!!何でにゃまとが・・・・」


「これを区役所に提出しないと、正式に夫婦になれないもんなぁ」


「奪いなさい、今すぐあれを!」


再びSPが襲いかかる。


「そらよっと」


副会長に投げる。


「次は要!」


椚先輩がナイスキャッチする。


「・・・アル」


アル君が走りながら受け取る。


「続いては、もとかさんです」


「え、ええっ!?」


まさか私に渡って来るなんて。繭さんの目がキラーンと光る。


「今よ!!」


「ぎゃあああああああ」


暴漢が来た、暴漢が。
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