Love Slave
テーブルには歓迎会の時と比べると劣るが、豪華な食事が用意されていた。


「これ、シェフの方が作ってくれたんですか?」


「いや、俺のお手製だ」


「ご、ご主人様が作ったんですか!?」


「・・・お前の分だけ毒薬仕込んでやる」


「やめてください、食べます!!」


そんなに俺の料理が食いたくないのかって顔された。
椅子に座り、ドキドキしながら料理を口に運ぶ。


「・・・・・美味しい、ご主人様って料理上手なんですね」


「まあ、家事は嫌いじゃない。小さい頃から習われていたからな。ほら、おかわりもあるからたくさん食え。食わねぇと頭が働かないぞ」


習ってたって、まるで花嫁修業みたいじゃないか。会長の作った料理はドSな性格とは裏腹に、優しい味がした。
それに、たまに見せる『本当の』笑顔も。


(優しいんだか、意地悪なんだか・・・・・)


「何だ?」


ギロッと睨まれた。


「いいえ、別に・・・・」


「・・・・・・。食事終了!!続き始めるぞ!!」


「え!?まだ少ししか食べてな・・・・・」


「食べるのが遅すぎるんだ。さっさと頭と手を動かせ。次に空腹が来るまで教え込んでやる」


・・・やっぱり、この人は意地悪だ。


結局のところ、勉強を強制された。ほとんど密着状態で。


「この問題が出来なかったら、小田急線沿いに捨ててやる」


12時頃まで続き、その後のことはよく覚えていない。
< 84 / 281 >

この作品をシェア

pagetop