Love Slave
「おはよん、お二人さん♪」


副会長が爽やかに挨拶してきた。この様子だと、少し勉強して睡眠時間は充分とってるって感じだな。


「おはようございます、皆さん」


等々力先輩は丁寧挨拶。手には単語帳を持っていた、しかもヘブライ語の。


(ヘブライ語の授業なんてあったっけ・・・・?)


「・・・よう」


椚先輩はいつもの事だが、すごく眠そうで不機嫌そう。それでもトレードマークのイヤフォンを放さない。


「いいか、放課後はいつもの会議だ。遅刻しないように」


チラッと私を見て言った。前科ありありだもんな。



教室に入って自分の席につく。会長からもらったノートを眺める。
5科目総て丁寧に書かれていた。ここが重要だとかここが間違えやすいところだとかこと細かく。


しかもどういう訳なのか、このノートの先生役(?)が髑髏マークなのが少々気になるところ。


(出来ないと殺すぞという意味なのか・・・・)


「早乙女さん、勉強してるの?」


クラスの子たちが話しかけてきた。最近は割と仲良くしてくれる子たちだ(まあ、生徒会の力と言っていいけど)。


「うん、会長からノート渡されて・・・・・」


「嘘!?これ大和様のお手製ノートなの!?」


会長という言葉を聞いて、一斉にノートをかなり真剣な顔で眺め始めた。


「すごーい、めっちゃ分かり易い!マジこれ、コピーさして!」


「勉強教え込まれてるんでしょ?羨ましいなー」


「顔良し、スタイル良し、頭良し、性格良し、金持ってくる・・・・まさにパーフェクト!!」


一応認めるけど、性格良しだけはみんな完璧に騙されてるなーって思う。

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