Love Slave
「ちょっと早乙女さんだけグループに入っていないの?」


課外授業の時、グループになるところ、私一人取り残された。担任がそのことに気付き、呼びかける。
しかし・・・・・。


「えー、あの子入れるの嫌だ」


「めっちゃ根暗だし、お化けみたいだし」


みんな嫌な顔しながら言っている。陰口ではなく、直接私に聞こえるように。


「いいです、先生。一人でやりますから」


「それじゃあ・・・・」


担任の呼びかけにもみんなは応えようとしない。こうなることは予想できていた。だからグループになるのは嫌いなんだ。


お昼にお弁当食べる時も、「みんなで食べなさい」なんて。私には辛すぎた。


いつだって一人だった。最終的には先生からも相手にされなくなった。地味で暗い早乙女もとかはいてもいなくてもいい存在だった。


家族にはそのことを知られないように学校に通った。


「何で学校に来たの?」


何度聞かれたことか。小学校を卒業して中学に入っても同じ扱い。少しでも辛い思いを軽減しようと、地味子は地味子らしく過ごした。


こんな私は目立ってはいけない、目立ったりしたらみんなから好奇な眼で見られてしまう。それを恐れた。
でも、コイツらは私の努力を妨害した。


「あの女、消えてくれないかな」


「見ててウザいし」





息が、出来なくなる。過呼吸に近い状態。


「中学んときはあんな長いスカート履いてたのに!」


「メガネもなくなってるし」


「っていうか、一緒にいる人、天帝学園の生徒会長様じゃん!!」


「何で一緒にいるわけ!?」


ぎゃあぎゃあ騒ぎだす、私にとって悪魔みたいな奴ら。


「ねぇ、生徒会長様!うちらと遊ばない?」


このグループのリーダー格が会長を逆ナンし始めた。中学の時は校則違反しまくりの派手な女だったが、高校生になったらさらにド派手になっていた。
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