月夜の散歩
その頃陽菜は気を失いどこかわからぬ場所へ運ばれていた


誰かがあたしの頭をずっとなでていたような…そんな気がした



────…
───…
──…



陽菜はふかふかのベッドの上で深い眠りから目覚めた


周りには誰もおらずしーんと静まり返っていた


手足は自由で服もちゃんと着ていた


「良かった…それよりここは何処なんだろう」


後ろから何かされた所までは覚えている


その後…あの声…誰なんだろう
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