Time is gone
「じゃ、また月曜」
新宿駅で友雄と別れた俺は、おぼつかない足取りで一人、都営地下鉄新宿線に向かい歩き出した。視界がぼやけ、ガラスの破片を散りばめたように全てが輝く。メランコリックな世界が、七色の光を浴び夢の国へと変わる。
……不味い、思ったよりも酔っている。空きっ腹に大量のアルコールを流し込んだせいだ。
一人になり気が抜けた瞬間を狙い、アルコールは鋭利な刃物となり襲いかかってくる。ここで気を抜けば終電を逃しかねない。俺は気を引き締め直し、改札をくぐった。