DESTINY〜君と出会えたキセキ〜
ソファーの前に置かれたガラステーブルの上のリモコンに手を伸ばした。



明るく天気予報を伝えるお姉さんを見届け、テレビの電源を切ると、すっと立ち上がり、脱衣場へと向かった。



8.0キロのドラム式洗濯機の蓋を開け、次々と洗濯物を黄色い籠へと放り込んだ。 


それを片手でひょいっと持ち上げ、リビングから続くベランダへと足を運んだ。


朝から照りつける太陽が眩しい。



思わず、目を細めた。 




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