“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「遥は、可愛いって自覚が足りなすぎんだよ」


そう言いながら凌は、あたしの腕から手を離す。



そして――…


「ふぅ…」


軽くため息をついた後、


「男達がさ。
遥のこと、どんな目で見てるか知ってる?」


凌はあたしをジッと見つめながら頬を撫で、その手を首・肩へと下ろし、


「…っ…」


そっとあたしの胸に触れた。

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