純愛ラブレター
「お前らー!!教室入れ!!」




他愛のない話をしていたとき、担任が現れた。




圭「げっ…ゴリラティーチャー略してゴリティーが来た!!」




「こるぅあー!渕谷!!誰がゴリティーだ!!」




圭「そういうとこが、ゴリラっぽいんだよ!」




ブチは最後まで先生を茶化していたけど…結局捕まった。




圭「いっ…いでででで!」




痛がるブチ。




夏「せ…先生!ブチを放して!」




夏世ちゃんが、慌てて止めに入る。




「根本…こんな奴庇うな!俺のことを…!!」




夏「言い分はわかりましたから!だから…放してください」




夏世ちゃんの説得に、ゴリティーは素直に応じた。




てかブチ…むせ方が大袈裟だろ!




紗「大丈夫…?」




紗綾ちゃんが心配する。




圭「だ…大丈夫」




夏「人をからかうのも、いい加減にね」




呆れた様子の夏世ちゃん。



圭「…おう」




あれ…?
いつものブチなら、「うるせぇー!」とか、「余計なお世話だ!」とか言うのに…何か変だ。




紗「とにかく、教室に早く入ろ?」




紗綾ちゃんの言葉に従い、僕たちは教室に入った。
< 14 / 16 >

この作品をシェア

pagetop