Bコース
「お飲みものは何になさいますか。」


「そうだなー、かすみさんの快気祝いしようか。
一番高いお酒いれてくれる。」


「あらあら、本当に優しいわね。
かすみさんよかったわね。」


「じゃ、ママかすみさんにお茶ね。」


「はい、すぐにお持ちしますわ。」


ママ、背中まで笑ってみえるよ。


「あのー、こんな店でも一番高いお酒3桁いきますよ。
大丈夫なんですか?」


「あぁ、大丈夫。
悟にお金使ってこいって言われて来てるから。」


使ってこいって、悟。


本当に大丈夫なのかな。


弁護士だしね。


「はい、かすみさんお茶。
病み上がりなんだから、体冷やさないようにね。」


満面の笑みのママ。


なんか怖いよママ。


「あー、ウッカリしてた。
快気祝いだから、最初はシャンパンでお祝いしようよ。
ママ、用意して。
もちろん一番高いのだよ。」


「まぁ私も気がつかなかったですわ。
さすが立川さま。」


なにがさすがなのかわからないけど、ママのテンションが最高なのはわかる。


「失礼しまーす。」


お店の女の子全員来たよ。

座れる?
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