【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
旭のハイテンションに落ち込む暇もないくらい早く過ぎる一日。



朝キヨちゃんに抱き着かれてドギマギしたのなんか忘れ、体育が終わり更衣室で着替え、教室に戻る途中。



「でさあー、この間のコントのスペシャルのさー。」



旭と昨日のテレビの話をしながら階段を上る。



踊り場に差し掛かり、次の階段に行こうとしたとき…



「ってかあのネタ……っ!?」



何段か早く上りながら旭の話を聞いていた私は、旭の話が途切れたのを不自然に思い振り返る。



………くそっ!油断、してた!
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