【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
保健室に行くと、先生は不在。石葉君はテキパキと旭の足首を治療する。



「うち、兄貴が格闘家で、よく怪我してくっから。こういうの得意なんだ。」



人懐っこい笑顔を向ける石葉君。言葉の通り、あっという間に処置が済んだ。



「軽い捻挫だろ。まあ、痛むならちゃんと病院行けよ?」



「ありがと、影虎。」



元々リーダーグループにいた旭は、どうやら男子のリーダーとも交友関係があるらしい。



なんて二人を見ていると、保健室のドアが開いた。
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