歴史の星空に飛び込んで


「出来ましたよー」

「おー!妻ー!」

「妻っ!?」


綺麗にたたんだ原田さんの着物三着を差し出したのに、ぐわっと抱きしめられた!

ヘルプ!

誰か!誰もいない!



「やややめてくださいー!」

「気持ちいなぁ」

「でしょう?でも嫌ですよ原田さん。菅野さんは私のですから」


ベリッと、見事に

私猫ですか?ってくらいベリっと首ねっこ掴まれて助けられた。

救世主メシア沖田さんに。


「ずるいぞ総司ー、ちょっとばかし貸してくれよー」

「そんなに餓えてるなら島原行けばいいじゃないですか」

「行ったわもう!」






< 168 / 565 >

この作品をシェア

pagetop