歴史の星空に飛び込んで
嬉しくなって私多分にやけてる。
それでも斎藤さんを見上げると、斎藤さんはその微笑みをより深めた。
きゅうううん………!!
斎藤さん、素敵だな。
なんていうか、クールで一人が好きな人だと思ってたからこうゆうのって余計くる。
私が話しかけてもずっと無視されてたけど、
少しは認められたってことだよね。
「斎藤さん、また破れた着物とかないですか?」
「……ああ。そうだな、今のところは大丈夫だ」
「そうですか、残念。斎藤さん物の使い方が丁寧ですもんね」
「残念?……そうだろうか」
うんうん、と頷いて斎藤さんと真逆の人物を思いついたその時