サクラ咲ク
困ったなぁ…
普通、どんなに強い人でも、弱点はある。
水谷先生なら、素早く動く変わりにパワーはそこまでなかった。
だから攻撃を受けて、弾き、そのまま自分の攻撃に切り替えることが一本に繋がった。
逆に、昨日手合わせした土方さんは繊細さに欠けるが、それを補うパワーがあった。
だから私は攻撃をかわして素早く後ろを取ることでチャンスを広げた。
だけど、沖田さんの場合は、
素早さも、パワーも、申し分ない。
弱点が見当たらない。
防戦一方な私に、沖田さんはニヤリと笑った。
「ほらほら、そんなに簡単に追い込まれてるようじゃ、ここではやっていけませんよ?」
悪魔とは、沖田さんを形容する言葉なのではないかと思った瞬間だった。
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