白猫
「……まだこの"仕事"やってたのか?」

少年が呆れたように言った

「小生も好きでやってるんじゃない、これが小生の運命なんだ」

白猫はそばにあったお菓子をつまんだ

「小生は人の望みを叶えるために存在する」

「……それが殺しでもか?」

少年が声を低くして白猫に聞いた

白猫は口を歪め

「もちろん、それが依頼主の望みならば」

と言った

「………お前はどう思う、双樹(ソウジュ)」

少年はそばにいた少女に聞いた

「……私は白猫様の命に従うだけ…」

「……そうかよ」

少年は不機嫌そうに白猫の横に立った

白猫は愉快そうに笑いながら少年を見上げた
< 52 / 100 >

この作品をシェア

pagetop