聖なる光【完結】
その日、帰ってからも夜もずっと電話が鳴り続けた。家にも聖矢はやってきた。
私を呼んでも返事をしないからお姉ちゃんはかなりぶちギレていた。
それでも私はお姉ちゃんの声には答えず部屋に閉じこもった。
聖矢が帰ってからお姉ちゃんに何があったとかしつこく聞かれたけど答えなかった。
私が一番信じたくない。信じたくないから誰にも言いたくない。嘘であってほしいから。
その次の日、一目散に聖矢と私の喧嘩は学年中に広がった。心配してくれる人。何があったのか知りたい人。
多分いろんなことで私から話が聞きたいのだろう。
毎時間の休み時間にいろんな人が私のところにやってきた。
そらそうだろ。みんなの前で聖矢の手を振り払い涙を流したのだから。
ただいつも一緒にいる美優たちだけは何も聞いてこなかった。その優しさは今の私にとってはとてもよかった。