☆流れ星にネガイを☆
「でも流れ星の本来の試験はここからになります」
「その前に学校で合格したのに?」
「あれは学んだにすぎません。実際に願いを叶えてこそ流れ星です」
「…頑張ってお菓子を作ったけど、食べてくれる人からは不評。
作った意味なし。頑張った意味なし。
食べられないお菓子はただの廃棄物…みたいな?」
「何ですかそれ」
変な事言いますね、と笑われた。
スッゴクむかつく。
「そうですね…『水の泡』がわかりやすいかと、願いを叶えられない流れ星は生まれてから一生懸命学んだ事知った事を使わず落石する…。まさに水の泡」
「…通常の中間とか期末とかではいい点採れたけど、いざ入試で失敗する…では?」
「うん。正に水の泡。分かってるじゃないですか美星さん」