カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「‥なんで俺に聞くの?」


サトシくんが冷たく言い放った。


「なんでって‥。」


やっぱりいつものクールなサトシくんだ‥さっきのカワイイは撤回っ!


私は半分逃げ腰になりながらも話を続けた。


「私がこの箱をもらったとき、サトシくんが驚いた顔してたから‥何か知ってるのかなって思って。‥それに。」


「それに?」


私はサトシくんに怒られる覚悟で、夢に出てきた悲しそうなバーテンダー達の話をした。
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