王子と姫が出会いました。
ヘラヘラした後、なぜか俺に抱き着いた姫。



そのままクタッと動かなくなり…。



「姫さ~ん?なに寝てんスか~?」

「海でも遊んだからお疲れでしょうね」

「明日誕生日なんスよ?一緒に0時迎えて祝いたかった…」

「こうなったら仕方ありませんね~。部屋のドア、お開けいたしますよ」



抱っこして連れてきた部屋のベッドに転がした。



飲めねぇなら飲むなよ!!



まず、未成年の飲酒、喫煙は法律で禁じられてんだ!!



だからもうダメだ、姫。



「風呂でも入ろうかな…」

「お湯張っておきましたよ」

「柳沢さん、少し休んだら?働きすぎっス。家政婦並!!」

「これくらい、いつもやってますから」



わぉっ…。



やっぱりアンタ、すごいよ。



本当に執事みたいだ。



「もし俺が会社継いだら秘書とかやりません?」

「引き抜きですか?手首から背中にかけて大きな彫り物がありますが平気でしょうか?」

「やっぱりいいです…」



さすがです。



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