ある日モテ期がやってきた!!~愛されすぎてどうしよう~
「村雨くんって、凄い……私、感動しちゃった」
本当に凄い。
写真がこんなに素敵な物だったなんて、知らなかった。
本当に綺麗で、それでいて切なくて……胸の奥がジーンと熱くなる。
「写真撮ってみる? 今はデジカメしかないけど」
「え、ほんと? いいの?」
「うん」
別の棚からデジカメを取り出し、私に差し出す。
デジカメって結構高いよね……なんか、緊張して手が震えちゃう。
「私が触っても、壊れない……?」
「大丈夫、そんなに柔じゃないから」
「で、でも……凄く緊張する。 て言うか、興奮するかも。
凄く嬉しい。 カメラなんて、携帯のぐらいしか触ったこと無いもん」
「じゃあ、どこか撮りに行こうか。 渉たちにはメールしとく」
「うん」
受け取ったカメラを、落とさないようにしっかりと持ちながら、村雨くんと二人で暗室を出た。