死に神ゲーム





ああ・・・楽しい・・・愉しいですわ。

楽しすぎて、愉しすぎて、いてもたってもいられませんわ・・・。




私は耐え切れず、立ち上がり画面前に立つとその場でくるくるとまわりはじめた。






「お嬢様?」






突然の私の行動に、紬は不思議そうに問いかけて来るが、私は気にせずワンピースの裾をふわふわと翻しながらクスクスと笑う。






「ねぇ紬、とっても私今たのしいですわ。楽しくて愉しくて、笑いが止まらないんですの!」

「お珍しいですね、お嬢様がそこまでなるとは」

「あら、そうでもございませんわよ?」






クル・・・と最後にまわって立ち止まると、私は紬を見た。






「過去に一回、これ程まで楽しく、愉しかった事がありましてよ?」

「過去に一回、ですか・・・」






考え出した紬に、私はまた可笑しくなってクスクスと笑う。






「貴方には一生解りかねると思いますわよ、紬」

「・・・・・・そう言われますと、気になるものですね」






悔しそうに顔を歪めながら言った紬に私はふふっと笑いながら言った。


直後、モニターに赤い文字が大きく現れた。






「これは・・・・・・」

「・・・ホントに、愉しいですわ!」






モニターに現れた文字は

【Trap out PLAYER:No.5】






「皆様、ここからが死に神ゲームの本領発揮ですわ」





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