魔界代表と天使の子っ!!
「ふぁ...ねむういいい...」


「やだリムったらーまた寝てないのー?」


学校の教室に女の子の声が響く



「うーだってぇ...変な夢見たんだもーん!」



「また見たの? 今度はどんな夢みたのかしら?」


どうやら夢の話らしい。



「なんかね~、龍がいて..きれいな男の人が乗ってるの。」


龍...


「へぇー...? それで?」



「私にね、赤い水晶を投げて どっかとんでいったーって夢ー」



「なんか変なの~、リムって毎回変な夢みるよね~」



「うぅー...リム怖くて見られないもん~」



「あはは、弱虫だもんね~」



「ひどいよー!!」


「冗談だってば」



笑いながら謝る女の子。


顔が見れないのが残念だが...夢といったな...


しかも龍...見つけた、天使の子。



学校に不法侵入というのはダメだと思うが、


俺の事は一切視えないから大丈夫か。



すーっと窓を通り抜けて教室に入った。



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