『約束』、
「『好き』っつたら、あっさり断られてさぁ…『俺じゃだめなのか』って聞いたら理由がガキっぽいんだぜ?『皆の今の関係を壊したくない』だってさ。笑えるだろ?…多分、多分だけど吹雪は皆が離れて関係が崩れないように死守してたんだろうけど告白したってフラれるんだもんな。でも、俺はめげなかった。自分の中で誓ったんだ…だったら吹雪の隣にずっといよう。吹雪を守ろうって、そしたらいつか俺の気持ちは届いてくれるって…。だから中学受験も友達に誘われた事もあったが断って、吹雪と同じ北城中に入学した。ずっと、吹雪から目を離す事なんかなかったのにある問題が一つあったんだ……やっぱり、ずっと見てるなんて不可能だったんだ。入学式の日俺は学年の代表の挨拶で待ち合わせに行けなかったんだ。それをあらかじめ奏に伝えてたんだが、実は俺もその日から奏との連絡が取れなくなったんだ。吹雪もきっとそうなんだ。 あのグループ内での連絡は完全に途切れたんだよ…。」
谷口は話し終わった後、
下唇をずっと噛んでいた。
その姿は本当に悔しそうだった。
「皆が待ち合わせ場所に来なかった理由も知らないの?」
一美ちゃんは
気を使っていたのか、
優しく谷口に聞いた。
そして谷口は黙ってうなずく。
「俺が、目を離さなければよかったんだ。」
谷口は誰にも
目が見られないようにか、
下を向いていて
皆の顔を見ようとはしなかった。
多分、見れなかったのだろう。
谷口は話し終わった後、
下唇をずっと噛んでいた。
その姿は本当に悔しそうだった。
「皆が待ち合わせ場所に来なかった理由も知らないの?」
一美ちゃんは
気を使っていたのか、
優しく谷口に聞いた。
そして谷口は黙ってうなずく。
「俺が、目を離さなければよかったんだ。」
谷口は誰にも
目が見られないようにか、
下を向いていて
皆の顔を見ようとはしなかった。
多分、見れなかったのだろう。