『約束』、
「尚樹…やっぱりお前は何も分かってねぇよ。お前達の過去は重い。重すぎるんだ。だからこそ、今そこに終止符を打とう。」

森野は谷口の

左手の肩を優しく

押さえて谷口を

落ち着かせた。

「それは、吹雪を救う事は出来るのか…?」

谷口がいつもの冷静な様子で

森野に聞いた。

森野はこしょこしょ話の時の声で

上島二郎のクラス、

4組の教室を

見つめて静かに言った。

「もちろんお前もな尚樹。過去からの解放と未来へ進むための道…決着をつけよう…!!」

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