★続★『逆高校デビュー』
海に近い、小さな駅に降りた。
そこから海岸を右手に見ながら、二人、手をつないで歩いた。
風が少し強くて、潮風ってこんな感じなんだ…って初めての匂いを感じた。
「海を見にきたの?」
「違うよ」
悠斗の前髪が風に吹かれて、おでこが出た。
おでこがでると、ちょっとまた印象が違う…
「おでこ」
私が笑って悠斗に言うと、
悠斗は顔を赤くした。
「なんだよ、見んな」
そう言って、前髪で一生懸命おでこを隠している悠斗。
「かわいい…悠斗!」
「かわいいって言うな!」
ますます悠斗は顔面を真っ赤にした。