★続★『逆高校デビュー』
「園長の乃木です。
今日は土曜日だから、子供が少ないんだけど、
いつもはすごいの!
もうバタバタ」
背の低い、かわいらしい感じのおばあちゃん先生だった。
「小島くん2年ぶり…ぐらいかしらね。
またずいぶんと背が高くなって、顔も大人っぽくなったわね」
2年………?
「彼女かしら?」
おばあちゃん先生が私を見た。
「はい」
悠斗が返事をした。
「沢渡桃叶です」
「ももかさんって、漢字はどうやって書くの?」
漢字??
「果物の桃に、叶うという漢字です」
そう!と、うれしそうにおばあちゃん先生は笑った。
「こっちよ、どうぞ」
おばあちゃん先生の後についていったら、
ちょっと広くなっていて、天井が吹き抜けになった正面玄関だった。
「これ……………」
そこには、
吹き抜けの高い壁に
畳み半畳ぐらいの大きさの、額がかけてあった。
たった一文字
力強い筆で
【叶】
−悠斗−