★続★『逆高校デビュー』




叶……………






涙があふれて大変………






「小島くんが高校一年生の時よね。


書道展に、たまたま私見に行ってね。


この作品優秀賞でね。

絶対に、もっといい賞のはずだって、じっと見てたの。



そしたら小島くんが、声をかけてきてくれてね。


とっても背が高くて、かっこいい、今時めずらしいぐらいの好青年で…って、



桃叶さん大丈夫よ!

取ったりしないから!」



…えっ?

先生ってばっ。。。



「書道展が終わったらぜひ、保育園に飾らせてほしいってお願いしたの。


夢や希望をたくさん抱えて、それを叶えるために頑張っている子供たちが

毎日通る玄関に飾るのにぴったりだと思って。



一年生の夏休みに見にくる約束だったのが、だいぶ延びちゃったから、

ちょっと心配してたの。



小島くんの夢が、叶わなかったのかなって。


でもこうやって桃叶さんを連れてきてくれたんだもの。


今までこの作品を見て『小島くんの夢が叶うといいな』て思いながら見てたけど、

これからは『夢を叶えた』って思えるのね。
素敵だわ」





「悠斗の…夢?」





「好きな人の名前の1字だって。
片思い中なんですよって、

こんなおばあちゃんに真剣に答えてくれたのよ」






片思い中…


一年生…


あ…………




初めて教室でキスした日に書いたんだ………









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