★続★『逆高校デビュー』
「ずっとこれを桃叶に、見せたかった。
あ…これも叶ったな…」
悠斗は優しく笑った。
ぐずぐずまた鼻をすすって泣く私に、
おばあちゃん先生が、ティッシュを渡した。
「ちょっと子供たちと遊んでいかない?」
え………私、ちょっと子供苦手なんだよな…
美咲ちゃんぐらい赤ちゃんなら、大丈夫なんだけど…
「行こ」
悠斗は走って園庭に行ってしまった。
しばらく様子を見ていたら、
悠斗はびっくりするぐらいに、
あっという間に子供たちに馴染んで、
ガンガンに遊んでいた。
泥だらけじゃん…悠斗。
横たわった木に座って悠斗を見ていたら、
「はい、お姉ちゃんの」
そう言って女の子が、花と泥水が入ったコップを持ってきた。
「ありがとう」
女の子はニコニコ笑って、
それから後から後から、色んな子供たちが、声をかけてきてくれて、
子供が苦手だったことも忘れて、
大きな口を開けて笑って、
めいいっぱい走って、
たくさん服を汚して、
靴も泥だらけにして、
めちゃめちゃ、はしゃいだ。
こんなに体を動かして遊んだのは、いつぶりだろう。
すごく楽しい…
めちゃくちゃ楽しい!
そう思った。