二 億 円



危 険 。


それ以外浮かばなかった。


「や、彌生?ちょ、ちょっとまっ…!!」




ジリジリと距離を詰め、責め入る彌生の瞳は獣のようで


「答えなさい、ひなた。」




食い入るような瞳から逃れることなど出来るはずなかった。



「い、いらない!何もいらないからっ…!!痛っ」





手首を掴み、握り潰されるんじゃないかと言うくらい強く、強く握られる。



「では、私が貴女をタベテあげましょうか?
心も体も血も肉も全て、全て…私だけのひなたに。」




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