青春はこれからだ!!
「松村先生…」

「早く弁当食べちゃいなさいっ♪時間は大切にな!!」

俺は唾をごくりとのみこむ
宮本はなによりも「せんこお(だっけ?)」が嫌いらしい
不機嫌そうに

「演劇の事、
時間を時間を大切にしたいのでやめるってよ」

「……えっ!?」

松村先生がずれた眼鏡をかけ直す
変なところに跡ができている
なぜ俺の周りにはバカが多いのだ…

「なっなんで!?
これって…作者が
経験ないのでやっぱやめまーす★
的なことかい!?」

「いや…作者もきっと中学いったら演劇部はいりますよ」

「帰宅部じゃないのかぁ!!!!!!!」

帰宅部じゃないことに衝撃を受けた
松村先生がふらふらとよろめく
そこに小沢が召喚される

「ふっあまいな
作者はいつだって現実逃避部だ!!!」

そんな部活あるあるねーよ
びしゃぁっと雷が落ちる
地がみしみしと音をたてる
亀裂ができ、俺と小沢の周りを取り囲む
外側からめきめきと地が崩れていく
後ろへ三歩さがるとドンッと小沢の背にぶつかった
残った地面で俺たちは顔を見合わせる
きづけば、そこはハート型の空とぶ島に―

「ってこんなわけあるかああああ!」

激しい突っ込みのあまりぜえぜえと呼吸が乱れる
一応言っておくが、
これは「びーえる小説」だ

「そういえば松村先生はどうした?」

「生きてるよーw」

かるーく手をふってニコニコとしている
さっき直したはずの眼鏡が
また大幅にずれている
松村先生は真剣な表情で口を開く

「君たちのいいたいことは分かった
んじゃぁさぁ、
演劇と勉強両方効率よくできるように僕がかてきょしてあげるよw」

よくあの意味のわからないビジョンで俺の言いたいことがわかったな…
言っておくが家庭教師するなら勉強だけで十分だ…
< 25 / 51 >

この作品をシェア

pagetop