秘密の同居《番外編》
意外な言葉に、えっ?と思わず聞き返した。
「なんか…会いに行けば何か変わる気がするんだと思う。
病気も精神的なものも。」
泣きそうになりながら、ありがとう…と呟いた。
そんなふうに思ってくれてたなんて、感激。
「………じゃあ、俺戻るわ。
またこんなとこ見られたら厄介だしな。」
「あ、うん。
ちゃんと授業に出るのよ!」
スタイルのいい体で小走りしながら校舎に戻る彼を見送った。
そんな2人を見ていた生徒が居たとは知らずに……
次の日、校長に呼ばれた。
一体なんの話しだろうと恐る恐る校長室に行く。