瑠璃色の見せた奇跡


百合がいなくなったのを見計らってシバは、アイザの元へやってきた。


『どういうつもりだ?』

低く発せられた声は、落ちついてはいるが、怒りが篭っているのがわかる。


『どういうも何も、鼠、入り込んでしまったんじゃないかしら?』


素知らぬ顔で皿の料理をつつくアイザ。


『そんなわけないだろうが!なら、なんで白骨化してるんだ!説明しろ。』


『知りませんわ。私にはわからない。』



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