パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
「原口博士。経済で遅れを取った日本が、軍事大国として復権を果たす日も近いですわね」
その涼しげな目元は微笑みを湛えているように見えるが、深紅の口紅を引いた唇は狂気に歪んでいた。
「フフ、フハハハハ」
「そ、そうかも知れませんな。フンフン、アハ。アハハハ」
龍太郎は蓮を取り巻く黒いオーラに圧倒され、愛想笑いをするしかなかった。
──────────────
翌日。
坂本一等陸佐の陣頭指揮に依って午前9時20分、サイクロトロンと発電機車両が直結した。
「有り難うございました。ああ、姉貴とは最近会ってます?」
「流くん久し振りね。近頃彗は私の思想に付いて行けないって言って、相手してくれないのよ」
その涼しげな目元は微笑みを湛えているように見えるが、深紅の口紅を引いた唇は狂気に歪んでいた。
「フフ、フハハハハ」
「そ、そうかも知れませんな。フンフン、アハ。アハハハ」
龍太郎は蓮を取り巻く黒いオーラに圧倒され、愛想笑いをするしかなかった。
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翌日。
坂本一等陸佐の陣頭指揮に依って午前9時20分、サイクロトロンと発電機車両が直結した。
「有り難うございました。ああ、姉貴とは最近会ってます?」
「流くん久し振りね。近頃彗は私の思想に付いて行けないって言って、相手してくれないのよ」