パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
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純一郎から連絡を受けたあちらの龍太郎は、海洋浮遊ゴミ回収船をチャーターし、3人とA.W.T.を無事救助することに成功していた。


『大変でしたね。遠路はるばるご苦労様でした。ああ、ご近所さんでしたかぁ……』


(博士が鼻炎じゃない?)


  ズッズルズルズル〜ゥゥ……


『フンッ! カァァッ、ペッ!』


あちらの龍太郎は鼻水を啜り上げ、それを口から吐き出した。


(汚ねぇっ! やっぱり鼻炎だった。それも重症の!)


苦笑い全開の流には構わず、あちらの龍太郎は海の方を指し示した。


『そちらの世界では余り見慣れない物かも知れませんが、海に四角い物がポツポツ浮いてるでしょう?』


  ズズッ ズッズルズルズルズゾゾォォォ……


『ッフンッ! カァァッ、ペッ!』


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