パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
「どうした? 流」
「蚊に刺されちゃって。でもホラ、仕留めましたよ?」
純一郎に手のひらを開いて見せる流。
「アッチに良さそうな沼が有る、フンッ」
龍太郎はレトロウィルスの探索に余念がない。
ピピッ ピピッ ピピピッピピピッ
「あれ? 俺の名前の警告ランプが消えてるぞ」
プゥゥゥ〜ゥン
純一郎の手の甲に蚊が一匹止まった。
「ん? こんニャロめ!」
パシンッ
「あれ? 今度は流のランプも消えたぞ?」
また現れた蚊が、純一郎の耳元を掠めた。
プゥゥゥゥ〜、フンッ、プゥゥゥ……
「フンッて変な羽音だな、フンッて。フンッ? あああっ! 駄目だ! 博士、逃げて!」
「なんだ、加瀬。フンッ、また霊でも感じたとか言うのか? 馬鹿馬鹿しい」
蚊はフラフラと頼りない飛行だが、確実に龍太郎に向かって飛んでいく。
「蚊に刺されちゃって。でもホラ、仕留めましたよ?」
純一郎に手のひらを開いて見せる流。
「アッチに良さそうな沼が有る、フンッ」
龍太郎はレトロウィルスの探索に余念がない。
ピピッ ピピッ ピピピッピピピッ
「あれ? 俺の名前の警告ランプが消えてるぞ」
プゥゥゥ〜ゥン
純一郎の手の甲に蚊が一匹止まった。
「ん? こんニャロめ!」
パシンッ
「あれ? 今度は流のランプも消えたぞ?」
また現れた蚊が、純一郎の耳元を掠めた。
プゥゥゥゥ〜、フンッ、プゥゥゥ……
「フンッて変な羽音だな、フンッて。フンッ? あああっ! 駄目だ! 博士、逃げて!」
「なんだ、加瀬。フンッ、また霊でも感じたとか言うのか? 馬鹿馬鹿しい」
蚊はフラフラと頼りない飛行だが、確実に龍太郎に向かって飛んでいく。