屍の孤島
武器を持っているのは秀一たった一人。

どこまで抵抗できるか…。

そんな事を考えている時だった。

「大丈夫です」

夕映が奏と秀一を、建物の階段の方へと導く。

「私がゾンビから逃げている最中に発見したんですが…ゾンビは摺り足で歩くせいで、段差は上手く進む事ができないんです…だから階段のある場所は、彼らは昇る事はできない…つまり上の階に上がれば、彼らは追ってこれないんです」

この建物にもエレベーターはあるが、夕映はそのエレベーターの非常停止ボタンを押してしまう。

これでエレベーターも動かない。

事実上、ゾンビは上の階に上がる手段を失ったという訳だ。

これなら安全に救助を待つ事ができる。

「さぁ、行きましょう」

三人はゾンビ達を尻目に階段を上がっていった。

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