屍の孤島
夕映が携帯で時間を確認する。

救助のヘリが来るまで、あと50分はかかるだろうか。

それまでの時間、何とかこの場で持ち堪えなければならない。

「二人はここで大人しくしててくれ。いいか?絶対にゾンビに捕まるんじゃないぞ」

秀一が猟銃を構えた。

弾丸はそれ程多く残っていない。

彼自身も山から降りてくる時にゾンビと交戦して、何発か撃ってしまっているのだ。

とてもゾンビの大群を全て仕留められるほどの残弾はなかった。

限られた弾数だけで、救助が来るまで耐えなければならない。

恐怖と緊張で、三人の表情が強張る中。

「来たぞ…!」

ドン!と。

屋上のドアが突き破られ、ゾンビの群れが押し寄せてきた!

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