可愛くてごめんなさい。
翌日


最悪の気分で学校へ行った……



(今日からは私の悪い噂が広がるだろうなぁ…)





………………………………




♪キーンコーン
カーンコーン♪






??????????




放課後になってしまった…



あれっ?




何も起きなかった……………





(ラッキー!
だけど…
アイツ、
なんで何も言わないんだ?
私の事を嫌ってんのに……)




と最悪の事態を免れたと思っていた矢先…




「ちょっと、
顔かしな。」




やっぱり来たか、

呼ばれてついて行ったら、

二人の雰囲気には絶対に似合わないカラオケだった…




(コイツ何考えてんだ?)



向かい合わせで座ったけど、
お互い顔を見ずに…
とにかく無言が続いた。


(そういえば、
いつもの2人はいないのか…)






ムカムカッ


ずっと無言だし、
もうどうせバレてるから
本音で喋ろうと思った。
(なんせ個室だし…)



「ちょっと!
なんのつもり?
用があるんだったら早くしてよ!
てか、なんでカラオケ?」




イライラしてた私は
顔に似合わないセリフを吐いた。




「お前、
楽しいヤツだな。」






(はぇ?)





「いいから!
何か歌うか?」




え〜!?

いやいやいや!


「なに?
てか、なんでそんなにフレンドリーなの?
学校ではあんなに絡んで来てたくせに!」



と不満をぶつける私。




「やっぱりお前、
そっちの方が面白い。
学校でのぶりっこは
正直ムカつく!!」




と堂々と向こうも不満をぶつけてきた。




「なんで上から目線でものを喋ってんの?」




徐々にケンカになっていく……
< 25 / 59 >

この作品をシェア

pagetop