可愛くてごめんなさい。
愛想の悪い黒沢はほっといて、さっそく藤先輩にマネージャーの仕事を教えてもらった。





なるほど。
これはなかなか難しい、そしてめんどくさい事が多いなぁ…


でも途中で諦めるわけにはいかないから頑張らなきゃ!



そうやってマネージャーとしての一日が終わった。



「今日もお疲れ様でしたっ」



かけ声とともに支度が出来た部員から帰って行く。


(私も帰ってもいいのかな?)



と一応帰る準備万端の私は一年なので帰るに帰れん……



でも何をしたらいいのか分からないからとりあえず様子を見ていた。


(そういえば
もう8時だ…
こんなに遅かったら、私みたいに可愛かったら襲われる可能性大だなぁ〜
でも男子に頼むのもイヤだし、女子はいないし〜)



と一人ブツブツ言ってると、
肩をポンとたたかれた…


「おい。
もう遅いけど、大丈夫か?

なんなら、送るけど。」


と送り狼のセリフを言ってきたのは…

黒沢!!
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