禁断愛 母と悪魔の子
あれと思う。
怒っていると思ったのは気のせいだったか、コールさん相手にするキストは柔らかい印象だった。
「食卓に飾ろうか、うん、いい匂いだ」
私から花を取り上げ、本当に嬉しそうに。
「コールさん、また来てね」
なんておかしなことを言った。
「キスト、コールさんはお仕事で来てくれているんだから」
「ああ、そうか。じゃあさ、今度はプライベートで会おうよ。ね?」
「え、ええ、よろしければぜひっ」
なぜか噛み噛みのコールさん。
キストにしてはいい案だと思った。
今度ゆっくりと会おう。そんな約束を取り次いで、コールさんは帰ってしまった。