禁断愛 母と悪魔の子
もう寝なさいとキラキラの目を瞑らせる。
けど、やはり眠るにはまだ早いらしくぱちりと目を開けてしまった。
もう、と愛らしい我が子をまたなでなでする。
「どうしたら寝てくれるかな?」
「いや、母さんと起きてる」
「あまーいホットミルクあげれば眠るかな」
言えば、うっと黙った子にくすりと笑う。
ホットミルクはこの子の好きなものだ。ほかほかしてて飲めば眠くなるだろうし、早速私はベッドを出て寝室を後にしようとした。
「僕も」
「いーい。キストは横になってなさい」
どうしてもまだ母親離れできない小さな体にめっと一喝。
言えばキストは聞く子だが、捨てられた犬みたいな目が痛い。