先輩と甘い恋 ~Sweet☆Love~



「……えっと…貴方は…?」


椎榎はその男の子の事を知らない様子。


「あっ…えっと僕は渡辺さんと同じクラスの佐久間晃(さくまあきら)です。」


「あっ…さっきの…?」


「はい!今から時間ありますか?」


「うーん……。」


椎榎は私の方を向いて心配そうな表情で見る。


『あっ私は大丈夫だよ!』


「じゃついて来てくれますか?」


「う…ん…。」


椎榎自信はあまり行きたくない様子…。

私は口ぱくで“頑張れ”とだけ伝えた。

椎榎は静かに頷いた。


多分あの男の子は椎榎の事が好きなのだろう…。

椎榎を見る目がすごくキラキラしていた。


『やっぱり椎榎はすごいなぁ…!』


その親友の私もすごいかも……。

あの佐久間君って子は悪い人ではなさそうだし……大丈夫かな?







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