先輩と甘い恋 ～Sweet☆Love～

そこで私は多分椎榎は戻って来ないだろうと思い教室へ帰ろうとした。


「美空ー！！」


だけど後ろの方で私を呼ぶ声がする。

ゆっくり振り向く。


『えっ…椎榎！？』


「もう…まだ話そうよ…。時間だってあるし…！」


えっだって…！


『佐久間君とは？』


「あー…それはもう大丈夫！」


『えっ…？』


「なんか告白されただけだし……。しかも外見で選ぶ奴だよ？？ありえなくない！？」


そう言っている椎榎は怒りに満ちっていた。


『そうだったんだ……。でも外見で選ぶなんて…嫌だよね…。』


「でしょでしょ？もう…これだから男は嫌なの……。」


『はぁ……。』


とても椎榎が可哀想に見えてきた。

見るからに椎榎は疲れている様子。