もう一度、名前を呼んで。【完結】
ガンッ…
ドゴッ…
人を殴る音が、部屋を包んだ。
すると、
「悠唏っ!?」
壊れたドアの方から声が聞こえた。
そして、パチンと電気がついた。
…この部屋に電気なんてあったんだ。
とあたしは思いながらチラッとドアを見る。
「……っ!?…藍那っ!?」
顔が真っ青な、理流の姿がそこにあった。
「藍那っ!!!」
走ってあたしのほうにくる理流。
あたしは、理流だ…と思いながら、見ていた。