禁断〜家族Game〜

「古賀先輩に何かされたの?」

「違うの・・・アタシが悪いの・・」

よく分からない。そんな顔を菜智はした


「付き合って楽しかった。でも違うって思って・・・だから冬休みから連絡取ってない、、、」

「ふーん・・原因は?」


菜智は鋭い。こんな時は母親並の嗅覚を発揮する。
玲と古賀先輩が冬休み前までどれだけ仲が良かったか知っている彼女は、玲の心の変化を知りたかった


「付き合うには幼な過ぎたのかも・・・・恋に恋してた感じ、、いざ先輩と・・・その・・」


「エッチ?」


その言葉に玲の全身が熱く火がついた

「////そ・・・だから、それが怖くなって・・・自分が先輩を好きなのか分からなくて、、、」


菜智の目が見れない。だって見てしまったら嘘だとバレそうだったから


古賀先輩じゃなくて違う男の人


しかも柑を好きだって−−


玲はとにかく信憑性がある理由を菜智に示した


「ふー、、まぁ、よく有ることかもね。」

菜智は溜め息をつきながら、着いた下駄箱から上靴をだして履き変えた


どうやら、菜智のなかで納得する理由らしく、玲は心の中で安堵した。


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